Webminは、ブラウザベースびインターフェースを通してLinuxサーバーを管理できる最新のWebコントロールパネルです。Webminでは、ユーザーアカウントを管理し、DNS設定を行い、共通パッケージの設定を瞬時に変更できます。
このチュートリアルでは、サーバーにWebminをインストールし、Let’s Encryptから有効な証明書でインターフェースへのアクセスを安全に設定します。次に、Webminを使用して新しいユーザーアカウントを追加し、ダッシュボードからサーバー上のすべてのパッケージを更新します。
このチュートリアルを実行するには、次のものが必要です。
まず最初に、最近更新をおこなっていない場合は、サーバーのパッケージインデックスを更新します。
- sudo apt update
次に、パッケージマネージャーを使用してWebminをインストールおよび更新できるように、Webminリポジトリを追加します。リポジトリを/etc/apt/sources.list
ファイルに追加することで、これを行います。
好みのエディターでファイルを開きます。ここでは、nano
を使用します。
- sudo nano /etc/apt/sources.list
次に、ファイルの下部にこの行を追加して新しいリポジトリを追加します。
. . .
deb http://download.webmin.com/download/repository sarge contrib
ファイルを保存して、エディターを終了します。nano
を使用した場合は、CTRL + X
、Y
、ENTER
の順にキーを押します。
次に、Webmin PGPキーを追加して、システムが新しいリポジトリを信頼できるようにします。ただし、それを行うには、GNUの安全な通信とデータストレージ用のGNUツールであるgnupg1
パッケージをインストールする必要があります。
その後、wget
でWebmin PGPキーをダウンロードし、システムのキーリストに追加します。
- wget -q -O- http://www.webmin.com/jcameron-key.asc | sudo apt-key add
次に、今すぐ信頼できるWebminリポジトリを含めるように、パッケージ一覧を再び更新します。
- sudo apt update
次に、Webminをインストールします。
- sudo apt install webmin
インストールが完了したら、次の出力が表示されます。
Output. . .
Webmin install complete. You can now login to
https://your_server:10000 as root with your
root password, or as any user who can use sudo.
**注:**前提条件のステップ中にufw
をインストールして有効にした場合、ファイアウォールを介してWebminを許可できるように次のコマンドを実行する必要があります。
- sudo ufw allow 10000
セキュリティを追加する場合、ファイアウォールを設定して、特定のIPレンジからこのポートへのアクセスのみを許可できるようにファイアウォールを設定することができます。
有効な証明書を追加してWebminへのアクセスを安全なものにしましょう。
WebminはすでにHTTPSを使用するように設定されていますが、自己署名された、信頼できない証明書が使用されています。Let’s Encryptから有効な証明書に置き換えましょう。
Webブラウザでhttps://your_domain:10000
に移動し、your_domain
をサーバーのIPアドレスを指すドメイン名に置き換えます。
**注:**初めてログインする際、「無効なSSL」警告が表示されます。この警告はブラウザによって異なる内容が表示されるかもしれませんが、その理由はサーバーが自己署名証明書を作成したことによります。例外を許可してドメインに進み、自己署名証明書をLet’s Encryptにある証明書に置き換えることができます。
ログイン画面で表示されます。このチュートリアルの前提条件を満たしている間に作成したroot以外のユーザーでサインインインします。
ログインしたら、最初の画面はWebminダッシュボードになります。有効な証明書を適用する前に、サーバーのホスト名を設定する必要があります。次の図に示すように、System hostnameフィールドを検索し、右側のリンクをクリックします。
すると、HostnameとDNSクライアントページが表示されます。Hostnameフィールドを検索し、完全修飾ドメイン名をフィールドに入力します。次に、ページの下部にあるSaveボタンをクリックして、設定を適用します。
ホスト名を設定した後、左ナビゲーションバーのWebminドロップダウンメニューをクリックし、Webmin Configurationをクリックします。
Webmin Configurationページから、アイコンの一覧にあるSSL暗号化を選択し、Let’s Encryptタブをクリックします。画面に次のような図が表示されます。
このページでは、Webminに証明書を取得して更新する方法が通知されます。Let’s Encrypt証明書は3ヶ月後に期限切れになりますが、WebminにLet’s Encrypt証明書を毎月更新するように自動的に指示を出すことができます。Let’s Encrypt はサーバー上の検証ファイルを探すため、フォルダ/var/www/your_domain
内部に検証ファイルを置くようにWebminを設定します。これはApache Webサーバーが前提条件の使用時に設定したフォルダです。次のステップに従って証明書をセットアップします。
/var/www/your_domain
になります。1
を入力ボックスに入力して手動でのみ更新するオプションをオフにし、入力ボックスの左側にあるラジオボタンを選択します。Request Certificateボタンをクリックします。数秒後、確認画面が表示されます。
新しい証明書を使用するには、確認画面のWebmin Configurationに戻るボタンをクリックします。そのページから下へスクロールして、Restart Webminボタンをクリックします。約30秒待ってから、ページを再ロードして再びログインします。お使いのブラウザは、証明書が有効であることを示します。
これで、Webminのセキュリティで保護された作業インスタンスをセットアップされました。それを使用する方法を見てみましょう。
Webminには、BIND DNSサーバーからシステムにユーザーを追加するまでのすべてを制御できるさまざまなモジュールがあります。新しいユーザーを作成する方法を見て、Webminを使用してシステムのパッケージを更新する方法を探ってみましょう。
サーバーでユーザーとグループを管理する方法を見てみましょう。
まず、左側サイドバーのSystemドロップダウンメニューをクリックし、UsersとGroupsのリンクをクリックします。ここから、ユーザーとグループを追加したり管理したりできます。
Webアプリケーションをホストするために使用できるdeployと呼ばれる新しいユーザーを作成しましょう。ユーザーを作成する際、パスワード有効期限、ユーザーのシェル、ホームディレクトリを許可するかどうかといったオプションを設定できます。
ユーザーを追加するには、ユーザーテーブルの上部にある新しいユーザーの作成をクリックします。ここには、ユーザーの作成画面が表示され、ユーザー名、パスワード、グループおよびその他のオプションを追加できます。次の指示に従ってユーザーを作成します。
deploy
を入れます。デプロイメントユーザ
ーのような記述名で実際の名前を記入します。選択した後、Createを押します。これで、deployユーザーがすぐに作成されます。
次に、システムに更新をインストールする方法を見てみましょう。
Webminにより、ユーザーはユーザーインターフェースを通してすべてのパッケージを更新できます。全てのパッケージを交信するには、まず、左側のサイドバーの上にあるDashboardボタンをクリックし、パッケージ更新フィールドを探します。利用可能な更新がある場合、利用可能な更新の数を表すリンクが表示されます。
このリンクをクリックし、選択したパッケージを更新を押して更新を開始します。サーバーを再起動するように求められたら、Webminインターフェースを通して行うこともできます。
これでWebminの安全な作業インスタンスが手に入っただけでなく、インターフェースを使用してユーザーを作成し、パッケージを更新しました。Webmin を使うと、通常はコンソールからアクセスする必要のある多くのものにアクセスできるとともに、直観的な方法で整理してくれます。例えば、Apacheがインストールされている場合、Serversの下にApache用の設定タブ、その次にApacheがあります。
Webminを使ったシステム管理についての詳細は、インターフェースを探索したり、Official Webmin wikiを参照してください。
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